リンクについて お問い合わせ English
  • 100人会議とは?
  • 会員一覧&メッセージ
  • キャンペーン紹介
  • トピックス

トピックス

一覧へ戻る
 

認知症を知り 地域をつくるキャンペーン 2007年秋の活動から(10月)

9月に引き続き、各地で認知症に関するさまざまなイベントが行われました。「認知症を知り 地域をつくる」キャンペーンに関連したものを中心に、ご報告します。

9月の活動10月の活動11月の活動

 

10月

■13日 目黒区シンポジウム「認知症の人が安心して暮らせるまちづくり」

講演する村田幸子氏
講演する村田幸子氏

今年度から認知症サポーター講座を実施し、区長も認知症サポーターとなった東京都目黒区で、シンポジウム「認知症の人が安心して暮らせるまちづくり」が開かれました。
基調講演では、100人会議会員であるジャーナリストの村田幸子氏が「認知症を知り 地域をつくる」をテーマに、長年、高齢者問題や認知症の取材をされてきた取材者としての立場で、認知症の方をとりまく環境についての今までの経緯や現状を説明されました。
NHKの「介護百人一首」に寄せられた介護家族からの短歌を紹介しながら、こうした短歌をよめるまでに乗り越えてきた苦労をいたわり、「家族にも人生があります。家族のガンバリズムに頼るだけにならないように」と、国や地方行政が本人、家族を支える動きが展開されつつあることを説明し、「認知症を知り 地域をつくる」キャンペーンのスタートや認知症サポーターを紹介されました。また、2006年10月に行われた認知症の人「本人会議」と会議参加者が社会に向けて伝えた「本人会議アピール」を紹介し、「認知症 新時代」の幕開けとして、認知症の人の力を活かす取り組みの先駆的なケースの紹介とともに、それを一層広げるようよびかけました。

■14日 住友生命健康財団主催「国際老年精神医学会2007市民講座−認知症とともに暮らす町へ」
15日から開催される第13回国際老年精神医学会(IPA)に先駆けて、市民にむけたシンポジウム「認知症とともに暮らす町へ」が大阪国際会議場で開催されました。
IPAの大阪大会会長を務められた、武田雅俊先生(大阪大学大学院教授)の基調講演、各国からの報告では、人口の高齢化とそれに伴う諸問題が世界的な課題となっていると伝えられました。引き続き行われたパネルディスカッション「認知症の人を支える町づくり」では、100人会議幹事の長谷川和夫先生(認知症介護研究・研修東京センター長)が司会を務められ、定員1500名を優に超える応募の中から集まった聴衆を前に、老いと認知症について、日本そして米国、欧州、シンガポールの現状が紹介されました。特に日本では、認知症の方と家族を支援するため地域の力を活かしたさまざまな取り組みがあることが、「認知症でもだいじょうぶ」町づくりキャンペーンとともに紹介されました。
会場では100人会議のパネルが展示され、「明日のわたしのためだから」のリーフレットが来場者すべてに配られました。

各国の研究者によるシンポジウム
各国の研究者によるシンポジウム
日本の取り組みを紹介する長谷川先生
日本の取り組みを紹介する長谷川先生

■14〜18日 第13回国際老年精神医学会 大阪大会
14〜18日の5日間にわたって、大阪国際会議場にて第13回国際老年精神医学会(IPA)が開催されました。“Active Aging: Wisdom for Body, Mind and Spirit”をスローガンに、高齢者が活き活きと社会生活を送れるようにするために、医師だけでなくコメディカル(共同で医療を行う医師以外の専門職種:看護師、臨床心理士、社会福祉士などを指します)の方々の参加が強くよびかけられ、国内・海外から約2000名のさまざまな専門職種の方が会議に参集しました。多様なテーマによるセッションやポスターセッションに並行して行われた企業展示では、100人会議もパネル展示をし、英語のリーフレットを用いて海外の医師、コメディカルの方々へ、日本における地域の取り組みについて紹介しました。
大会名誉委員長である長谷川和夫先生の講演での紹介もあり、ブースには多くの方が来られ、高齢化にともなう問題として認知症の方や家族を支える手が必要であるのは欧米だけでなくアジアも日本と同様であること、そして日本で行われている地域が家族を支える取り組みへ強い関心が寄せられました。

100人会議 展示ブース
100人会議 展示ブース
日本の取り組みに関心が寄せられました
日本の取り組みに関心が寄せられました

■25日 「認知症サポーター100万人キャラバン」報告会
「認知症サポーター100万人キャラバン」の報告会が、全国キャラバン・メイト連絡協議会の主催で、東京FMホールにて行われました。全国キャラバン・メイト連絡協議会 推進委員会委員長の若杉 史夫氏の開会挨拶、厚生労働省大臣官房審議官(社会、障害保健福祉、老健担当)の木内 喜美男氏による来賓挨拶ののち、100万人キャラバンの展開実績が協議会から発表されました。
認知症サポーターは、2007年9月30日で272,123人となったこと、そしてこうした展開に貢献し、先駆的な取り組みを推進している自治体、企業団体が表彰され、活動報告が行われました。
報告の中では、民間企業における取り組みも紹介され、実際に取り組まれているロールプレイング実習も舞台で実演されました。
報告した自治体からは、次々と誕生する認知症サポーターをどう活かしていくかが課題となっており、ほかの自治体での活用方法について情報の提供、交換を求める声があげられました。

認知症サポーターが27万人超へ
認知症サポーターが27万人超へ
ロールプレイングの実演(マンション管理人)
ロールプレイングの実演(マンション管理人)

<表彰された自治体、企業>

  1. 福井県嶺南地域における認知症啓発と早期受診・治療の実践
     福井県若狭町/敦賀温泉病院
  2. サポーターへの支援や地域づくりの件人的役割の実践
     介護老人保健施設「健寿荘」
  3. 岩手県のサポーター育成と気仙地域の取組
     岩手県
  4. 地域との連携体制と店舗全従業員のサポーター養成への展開
     イオン株式会社
  5. マンション管理員のサポーター養成と地域包括支援センターとの連携
     三菱地所藤和コミュニティ株式会社/MTコミュニティスタッフ株式会社
  6. バラエティにとんだサポーター講座を幅広く展開
     北海道室蘭市
  7. 大都市圏におけるサポーター講座の展開
     福岡県北九州市

■27日 「もりフォーラム」開催
少し季節外れの台風が本州を駆け抜けた27日、青空に恵まれた北九州市の山田緑地で、第2回の「もりフォーラム」が開かれました。
市民ボランティアや市の福祉や環境の職員などさまざまな職種の人が協力し、無料開放された緑地の中で、森を紹介するボランティアの解説やフリーマーケットなどを、親子づれ、若者、そして認知症の方が、あふれる自然を生き生きと楽しんでいました。ピエロに扮した介護スタッフによる介護予防体操には子どもたちが群がり、そのパワーに引っぱられて、大勢の高齢者が笑顔で身体を動かしました。
認知症への理解を深めるために100人会議のパネルが展示されたほか、認知症サポーター講座も開かれました。芝生の上での認知症の方の交流会では、たくさんの人がおしゃべりを楽しみ、その隣では介護家族が自分の体験を語ったり、情報交換をしました。みなさんが語った言葉は午後の青空認知症教室で伝えられ、「ちょっと、いっしょに」を合言葉に、自分ができることを考え、やってみようと呼びかけられ、参加者からも「これだったらできるかな」という声が続々とあがりました。

認知症の方の交流会で〜
(和裁が得意な方がつくった人形を見て、みんなが)『すごい上手!』 認知症の方の交流会で〜
(和裁が得意な方がつくった人形を見て、みんなが)『すごい上手!』 青空の下で、みんないっしょに背のびして
認知症の方の交流会で〜
(和裁が得意な方がつくった人形を見て、みんなが)『すごい上手!』
青空の下で、みんないっしょに背のびして

■28日 認知症の人「本人交流会」の開催
*より広く知っていただくだめ、報道機関へ公開しました
「認知症を知り 地域をつくる」キャンペーンの一環として、「『本人ネットワーク』支援事業」が行われています。「本人ネットワーク」とは、認知症の本人同士が知り合い、意見交換を行い、お互いの経験を共有していくことができるように、また、自分たちの思いを社会に伝えるために“認知症の人同士が連帯を深めていく”ことが可能になるようなネットワークです。
2006年10月に京都で開催された「本人会議」を受け継ぎ、本人同士の交流を全国に広げるべく、そのモデルとして2007年6月に「本人交流会」が京都で開かれ、少しずつ、全国各地で交流の輪が広がっています。
こうした動きの中で、28日、鹿児島での「本人交流会」が、報道関係者の方へ「公開」という形で開催されました。認知症の人たちが思っていることを多くの人に知っていただくためという趣旨をあらかじめご説明し、賛同いただいた男女7名の方が、全国から集まりました。50代台が4名、60代台が3名で、アルツハイマー病と診断されてから1年〜6年で、4名がお名前を公表、3名はさまざまな理由によって名前、顔の公表は避けられました。交流会の様子は、11月25日にNHKにて放送される予定です。(ETV特集 認知症 私らしく生きる(仮))
会場のすぐ隣では、「本人交流会」の参加者に同伴された方々によって「同伴者交流会」が行われ、本人を支える立場としての経験や感じたことの意見交換が行われました。

本人交流会の様子 本人交流会の様子
本人交流会の様子
(写真は、お写真と顔の公表を承諾された方のお写真です)
このページの先頭へ