|
| |||||
群馬県沼田市で「認知症にやさしい地域づくり講演会・シンポジウム」を開催群馬県沼田市ではさる5月に「認知症にやさしい地域づくりネットワーク形成事業」がスタートし、市内の保健・医療・福祉関係の団体および地域生活関連団体・企業が参加して認知症高齢者の自立生活の支援と事件・事故を未然に防ぐ活動を展開しています。10月24日にはこのネットワークの重要性をさらに周知するとともに認知症に対する理解を深めていくために「認知症にやさしい地域づくり講演会・シンポジウム」が350名の市民を集めて開催されました。 ◆講演会では、最初に厚生労働省認知症対策推進室長の渡辺由美子氏が「認知症をめぐる状況とこれからの認知症対策」と題した講演を行いました。この講演の中で渡辺室長は、認知症を知っていただき、認知症の人が尊厳を持って地域で暮らし続けることのできる地域の基盤を作るための認知症を知る1年キャンペーンを紹介するとともに、認知症への対応として「ステージ・アプローチ」を提唱しました。
◆続いて、認知症介護研修・研究東京センター主任研究主幹の永田久美子氏の講演が行われました。講演の中では、ためらわずに気軽に医師に相談すること、認知症でも心は生きていてたくさんの症状は本人のSOSであること、認知症の人が秘めているさまざまな力を生かす工夫が大切であることが強調されました。
◆講演会の後に行われたシンポジウム「私たちはこうして認知症の人を支援します」では、永田久美子氏がコーディネーターを務め、以下の方々より報告がありました。 ・沼田市民生児童委員協議会会長 武井恒雄氏 「沼田市の高齢化率は26%を越えている。認知症の方は900名である。大きな課題は一人暮らし高齢者と、認知症の人への支援である。これまで、隣組の人が手助けしてきたが、さらに地域の団体・企業の人とともに支援していきたい」 ・沼田市老人クラブ連合会会長 岡部久雄氏 「死ぬまで健康が目標である。スポーツやお茶飲み会で楽しくやっている。一人暮らしの人も引っ張り出すようにしている。健康でいて、伝統を残す活動を進めたい。今回の取り組みは心より感謝する」 ・沼田市在宅介護支援センター協議会会長 内田好司氏 「高崎市に続いて沼田市でもネットワークを作ってきた。まず徘徊早期発見システムを作ることから初めて、先進的な釧路市の話も聞き、現在警察では同時多元発信ネットワークで100箇所に連絡できる体制となっている。胃がんの患者に人権を軽視する扱いをする人はいるだろうか?今後も認知症についての理解を広げたい」 ・沼田郵便局郵便課課長代理 小林秀夫氏 「毎日、郵便と貯金を合わせて外を回っている担当者が合計36名いる。普段から地域に貢献できるサービスを心がけている。山間部に一人暮らしの方も多い。ちょっとした心遣いで困った人を手助けすることを徹底している」 ・沼田市消防団団長 中島庸一氏 「一般には火消しと思われているだろうが、仕事は人々の生命、身体、財産を守ることだ。880名の地元に詳しい団員がいる。しばらく前、行方不明になった60代の女性を、団員が携帯電話で連絡を取り合って高速道路のパーキングエリアで見つけたことがある。人に優しいネットワークを作ることに誇りを持って活動している」
◆最後に、星野已喜雄沼田市長より「認知症になっても大丈夫!沼田市宣言」 ◆後援
|
|||||